最初にお断り:下で紹介するアプリの一つ、PicDockは筆者が開発しています。そのため中立ではありません。その代わり、ほかのアプリについては各アプリのGoogle Play公開説明(米国英語版)とGoogle公式ヘルプに書かれていることだけを使い、2026年9月24日に確認した出典を記事末尾の出典にまとめました。ほかのアプリのほうが合う場面では、そう書いています。
この記事のPicDockはDD_studioのPicDockで、日本のGoogle Playでは「フォトスライドショー・デジタルフレーム」という名前で公開しています。同じ名前のmacOS向け画像整理アプリ(picdock.app)とは、開発者も中身も別の製品です。

先に結論
- タブレット1台に、あちこちにある写真を集めて時計・天気も表示したい → PicDock か Fotoo
- 写真はNASにある → nFolio(SMB・DLNA)、PicDock・Fotoo(SMB)。Synology Photosのアルバムをそのまま使うならFrameSway
- 写真はすべてGoogleフォト → Pixel Tablet・Google TVなら標準のスクリーンセーバー、それ以外はPixFolioかFotoo
- クラウドは1つだけ → SkyFolio(OneDrive)、dfolio(Dropbox)
- 家族がスマホから祖父母のフレームに写真を送りたい → Frameo専用フレーム。余ったタブレットの出番ではありません
比較表
| アプリ(開発元) | 向いている使い方 | 取り込み元(説明の記載) | 動画 | 料金体系(Google Play) | 評価 · ダウンロード数 |
|---|---|---|---|---|---|
| PicDock —「フォトスライドショー・デジタルフレーム」(DD_studio) | 時計・天気つきで複数の取り込み元を混ぜる、常時点灯のタブレットフレーム | 端末、Googleフォト(写真選択ツール)、Dropbox、OneDrive、iCloud共有アルバム、NAS/SMB、Webアップロード。Googleドライブは非対応 | 端末内の動画を再生。NAS/SMB動画は設定でオンにするベータ | 無料版で全取り込み元が使える。プレミアム:買い切りUS$19.99、または年額・月額サブスクリプション | 4.46(141件)· 1万+ |
| Fotoo(Bopp Studio) | 最も幅広いクラウド対応(Googleドライブ含む) | 端末、Googleフォト、Dropbox、Googleドライブ、OneDrive、Samba/SMB | 更新履歴に動画再生の記載あり | 無料インストール、アプリ内課金 1アイテムUS$24.99〜39.99 | 3.83(6,701件)· 100万+ |
| Frameo(Frameo) | 家族のFrameoフレームへ写真を送る | 招待された人のスマホから送られた写真・動画 | 15秒まで、Frameo+は2分まで | 送信は無料。Frameo+ 月US$1.99/年16.99、Premium 月US$7.99/年69.99 | 4.76(145,209件)· 500万+ |
| PixFolio(Snapwood Apps) | Googleフォトをタブレット・Android TVで | Googleフォト(ログイン必須)、端末内の写真も追加可 | あり(説明の記載) | アプリ内課金 1アイテムUS$3.99〜34.99 | 3.87(5,166件)· 100万+ |
| SkyFolio(Snapwood Apps) | OneDriveだけを使う家庭 | OneDrive(オフライン同期) | あり(説明の記載) | アプリ内課金 1アイテムUS$3.99〜34.99 | 4.31(1,169件)· 10万+ |
| dfolio(Snapwood Apps) | Dropboxだけを使う家庭 | Dropbox(自動更新) | あり(説明の記載) | アプリ内課金 1アイテムUS$3.99〜34.99 | 4.47(721件)· 5万+ |
| nFolio(Snapwood Apps) | NAS・メディアサーバー | SMB共有、DLNA/UPnPサーバー(Synology・Plex・Emby・Jellyfinなどを明記)、端末 | あり(説明の記載) | アプリ内課金 1アイテムUS$3.99〜24.99 | 3.91(631件)· 1万+ |
| PhotoStreamr(CYB Studio) | ネットラジオも流せるシンプルなフレーム | Googleフォト、端末、SMB/CIFS | 記載なし | 広告あり、アプリ内課金あり | 評価表示なし · 1千+ |
| FrameSway(Maandrik, Lda) | SMB設定なしでSynology Photosのアルバムを | 端末、Synology Photos、OneDrive | Live Photosの動画部分(プレミアム) | 30日間の体験後も基本スライドショーは無料、プレミアムは買い切り(1アイテムUS$0.99〜14.99) | 評価表示なし · 500+ |
| Googleフォトのスクリーンセーバー(端末の標準機能) | Pixel Tablet・Google TVの持ち主 | 選んだGoogleフォトのアルバム | 記載なし | 端末の機能なので追加費用なし | — |
評価・ダウンロード数・価格・機能は、2026-09-24時点の各アプリのGoogle Play説明(米国英語版)とGoogleヘルプによります。価格は米国での表示価格で、国によって異なります。「アプリ内課金 1アイテム」はGoogle Playが表示する価格帯で、どれが買い切りでどれが定期課金かまではわかりません。
アプリごとの詳細
PicDock —「フォトスライドショー・デジタルフレーム」(筆者のアプリ)
PicDockは一つの使い方のために作っています。棚に立てて常に点けておく、使わなくなったAndroidタブレットやスマホで、写真の上に時計とリアルタイムの天気を出すことです。端末内・Googleフォト・Dropbox・OneDrive・iCloud共有アルバム・NAS/SMBを一つのスライドショーに混ぜられ、クラウドとNASは定期的に自動更新されるので、指定したフォルダに新しいファイルを入れればタブレットに触らなくてもフレームに出てきます。充電器をつなぐとスライドショーが自動で始まり、夜間モードとスリープの予約があり、横向き画面に縦長写真を2枚並べて表示できます。端末内の動画は同じスライドショーの中で再生され、NASの動画は設定でオンにするベータ機能です。
足りない点:Googleドライブには対応していません。Googleフォトは公式の写真選択ツール(Picker)で連携するため、写真は自分で選び、選んだ写真は端末に保存されます。Googleフォトのアルバムを自動で追いかけることはしません。インストール数もまだ少ない(1万+)新しいアプリです。
料金:Google Play版は期限なしの無料版があり、すべての取り込み元・動画再生・顔検出フィルターが無料版に入っています。30種類以上のトランジション全部、1時間ごと・5日間の予報、追加の時計デザイン、広告の非表示を含むプレミアムは、買い切り(米国価格US$19.99)か年額・月額のサブスクリプションで購入でき、価格は国によって異なります。スライドショー画面には広告は出ません。Fireタブレット向けのAmazonアプリストア版はUS$4.99の有料アプリで、全機能入り・アプリ内課金なしです。詳しい事実はPicDockファクトシート(英語)にまとめています。
Fotoo — いちばん多くインストールされているアプリ
Bopp StudioのFotooはダウンロード100万+で、ここで紹介する中ではクラウドの対応先が最も多いアプリです。Googleフォト、Dropbox、Googleドライブ、OneDrive、Samba/SMBと端末のギャラリーに対応し、天気と時刻の表示、BGM、予約再生、スクリーンセーバーモードが説明にあります。最新の更新履歴には、フレーム型の端末向けのGoogle APIであるGoogle Photos Ambientへの対応と、動画再生の改善が書かれています。Googleドライブが必須なら、この中ではFotooです。Google Playに表示されているアプリ内課金は1アイテムUS$24.99〜39.99です。
Frameo — 種類の違う製品
Frameoはタブレット用アプリとよく比べられますが、同じ種類のものではありません。説明には“The Frameo app only works with official Frameo WiFi photo frames.”(Frameoアプリは公式のFrameo Wi-Fiフォトフレームでのみ動作する)と書かれています。家族はコードでフレームにつながり、一度に写真10枚または15秒の動画を無料で送れます。Frameo+(月US$1.99または年US$16.99)は100枚・2分の動画、クラウドバックアップ、送った人がフレーム上の写真を非表示・削除できる機能を追加し、Frameo Premium(月US$7.99または年US$69.99)はカレンダー機能を追加します。14万5千件以上のレビューで評価4.76と、この比較で最も高い評価です。
PixFolio・SkyFolio・dfolio・nFolio — 取り込み元ごとに1本ずつ
Snapwood Appsは取り込み元ごとに別のアプリを出しています。説明に書かれた機能は似ていて、時計・天気・写真情報、写真と動画のスライドショー、Android TV対応、Chromecastへのキャストがあります。
- PixFolio:Googleフォト用(Googleフォトへのログインが必要、端末の写真も追加可)
- SkyFolio:OneDrive用、表示サイズのコピーをオフライン同期
- dfolio:Dropbox用、新しい写真を上げると自動更新
- nFolio:NAS用。SMB共有とDLNA/UPnPサーバーを読み、Synology・Plex・Emby・Jellyfin・Serviio・Twonky・JRiverを検証済みサーバーとして挙げています
写真が一つのサービスにまとまっているなら、複数の取り込み元を扱うアプリより、こうした専用アプリのほうがシンプルです。
PhotoStreamr
ダウンロード1千+の小さなフレームアプリです。Googleフォト・端末・SMB/CIFS共有、天気・時計ウィジェット、開始・停止の予約、ネットラジオも流せるBGMが説明にあります。「広告を含む」とアプリ内課金の表示があり、最終更新は2026年2月です。
FrameSway
ダウンロード500+の新しいアプリで、Synology Photosに直接つながるため、SMB共有を設定せずにSynology Photosのアルバムを選べます。端末のギャラリーとOneDriveも読み、Live Photosの動画部分を再生します。30日間はすべての機能を試せて、その後も基本の順番どおりのスライドショーは無料のまま、高度な機能は買い切りのプレミアムです。
アプリなしで:Google端末の標準スクリーンセーバー
Pixel Tabletをお持ちなら、アプリはいらないかもしれません。Googleのヘルプによると、ロック中に充電しているとき(またはドックで充電しているとき)、選んだGoogleフォトのアルバムをスライドショーで表示できます(一部の手順はAndroid 15以降)。Google TVのアンビエントモードも、選んだGoogleフォトのアルバムを時刻・天気と一緒に表示できます。どちらも端末の機能で、どのタブレットにも入れられるアプリではありません。
cloudtv.dayframe)は「Not Found」で、開発者のブログには何年も前に開発を止めたと書かれています。いまGoogle Playにある「dayframe」は、無関係の写真まとめアプリです。
用途別の選び方
写真をNASに置いている(Synology、QNAP、Windowsの共有フォルダ)
ネットワーク対応が最も広いのはnFolioです(SMBに加えて、PlexやJellyfinなどのDLNA/UPnPサーバー)。PicDockは無料版でSMB共有を読め、クラウドや端末の写真と一つのスライドショーに混ぜられます。FotooとPhotoStreamrもSMBに対応しています。写真をSynology Photosのアルバムで整理しているなら、FrameSwayがそのアルバムに直接つながります。選び方の詳細はNASの写真をそのまま映すフォトフレームアプリの選び方にまとめました。

写真はGoogleフォトにある
Pixel TabletやGoogle TV端末があるなら、まず標準のスクリーンセーバーを試してください。追加費用がかからず、選んだアルバムに沿って表示します。ほかのタブレットなら、Googleフォト専用のPixFolioか、Google Photos Ambient対応が記載されたFotooが向いています。写真を一度選んでオフラインで流したいならPicDockも使えますが、Googleフォトのアルバムに増えた写真を自動では取り込みません。
離れて暮らす祖父母のフレームに、家族が写真を送りたい
この用途ならFrameoのほうが向いています。祖父母はFrameoのフレームをコンセントにつなぐだけで、ほかの家族はスマホのFrameoアプリから写真を送ります。誰かがタブレットを設定する必要がなく、アカウントを共有しなくても大勢から写真が届きます。タブレットアプリでもDropboxやOneDriveの共有フォルダを使えば似たことはできますが(PicDockとdfolioはそうしたフォルダを自動更新します)、誰かがタブレットを設定し、充電とWi-Fiを見守る必要があります。設定画面を開くことのない家族に贈るなら、専用フレームを選んでください。

写真と動画を一つのスライドショーで
PicDockは端末内の動画を写真のスライドショーに混ぜて再生します(NASの動画は設定でオンにするベータ)。Snapwoodのアプリは各取り込み元の動画スライドショーを説明に記載しています。確認したい点は動画も再生できるデジタルフォトフレームアプリの選び方にまとめました。
Fireタブレットを使っている
PicDockにはAmazonアプリストア版があります。US$4.99の有料アプリで、全機能入り、アプリ内課金も広告もありません。ほかのアプリのAmazonアプリストアでの提供状況は、この記事では確認していません。
Googleドライブが必要
Fotooです。PicDockはGoogleドライブに対応していません。
よくある質問
Androidタブレットをフォトフレームにするなら、どのアプリがいいですか?
写真がどこにあるかで変わります。汎用ならPicDockとFotooが最も幅広く、NASならnFolio・PicDock・Fotoo、GoogleドライブならFotoo、離れた祖父母に写真を送るならFrameoのフレームです。
Frameoアプリを自分のタブレットに入れてフレームにできますか?
Google Playの説明によると、できません。Frameoアプリは公式のFrameo Wi-Fiフレームでのみ動作します。
動画も再生できるアプリは?
PicDock(端末内、NASは設定でオンにするベータ)、PixFolio・SkyFolio・dfolio・nFolio(説明の記載)、Fotoo(更新履歴の記載)です。Frameoのフレームは短い動画を受け取れます。
MacのPicDockと同じアプリですか?
違います。このPicDockはDD_studioのAndroid向けフォトフレームアプリで、picdock.appのmacOSアプリとは無関係です。
PicDockの料金は?
Google Play版は無料で使え、すべての取り込み元と動画が含まれます。プレミアムは買い切り(米国価格US$19.99)または年額・月額サブスクリプションで、価格は国によって異なります。Fireタブレット向けのAmazonアプリストア版はUS$4.99の有料アプリです。
出典
すべて2026-09-24に確認。Google Playは米国英語版(hl=en_US、gl=US)で閲覧しました。
- PicDock:Google Play、PicDockファクトシート
- Fotoo:Google Playの説明(説明と「新機能」)
- Frameo:Google Playの説明
- PixFolio:Google Playの説明
- SkyFolio:Google Playの説明
- dfolio:Google Playの説明
- nFolio:Google Playの説明
- PhotoStreamr:Google Playの説明
- FrameSway:Google Playの説明
- Pixel Tabletのスクリーンセーバー:Google Pixel Tabletヘルプ
- Google TVのアンビエントモード:Google TVヘルプ
- Dayframe:以前のGoogle PlayのURL(Not Found)、開発者のブログ
古くなった情報や誤りがあれば devdad.code@gmail.com までお知らせください。修正します。